光ファイバーのデメリットについて
光回線の5つのデメリット
今の時代、特に何も考えずにとりあえず光回線の契約をしている方もいらっしゃると思いますが、ここではそんな光回線のデメリットについて5つほど挙げて書いていきます。
もしかしたらあなたの自宅では光回線ではなく、ADSLやモバイルルーターで十分かもしれませんよ?
1、ADSLと比べると料金が高い
特に戸建の場合なのですが、光回線はADSLと比べて通信速度がかなり速く安定している分、当然ながら月額料金もそれなりに高くなります。
ADSLにはだいたい5~50メガの4つぐらいのコースの中から選べ、最も低速なものだと2,000円ぐらいであるのですが、光回線はあっても100メガか1ギガかを選べるぐらいで、それぞれそんなに料金も変わりません。
ただし固定電話の契約もしているのであれば、ADSLだと月額1,700円ほど、光回線だと月額500円ほどの料金設定になっているので、料金に関してはネットと電話のトータルで見た方が良いです。
2、通信速度がADSLよりも遅くなる場合がある
先ほど、光回線はADASLと比べると通信速度が速くて安定しているといったのですが、場合によってはADSLよりも遅くなる可能性があるのです。
というのは、ADSLの速度はNTTの基地局から自宅までの距離の近さに比例して速くなり、自宅までの距離が遠ければ通信速度も遅くなるのです。
そして一世帯ごとに自分専用の線を持っているイメージです。
それに比べて、光回線の場合は一本の線を複数世帯(最大32世帯)で共有して利用するかたちです。
なので単純に1ギガ(1000メガ)を32世帯分で割ると、31,25メガになります。
100メガを32世帯で割ると3,125メガということになりますよね。
これは最悪の場合というか、MAXの32世帯みんなが同時にインターネットを利用している場合の計算ですが、このような利用状況の場合だとADSLよりも通信速度が遅くなります。
3、その地域の利用者の使い方に影響を受ける
これは2の方にも共通していることですが、光回線は一本の線を最大32世帯で共有して利用するものなので自分以外の利用者の使い方によっては大幅に通信速度が遅くなることがあるます。
例えば、極端な例でいくと自分と共有している32世帯みんなが同時にYouTubeを観たり音楽のダウンロードをしたりすると、その影響をみんなが受けておそらくめちゃくちゃストレスが溜まるでしょう。
光ファイバーは電磁波やノイズなどの外部からの影響には強いですが、線を共有している人の使い方などの内部の影響には弱いのです。
フレッツ光でもNURO光でも最大速度は1ギガや2ギガですが、これは理論上の数値であって、実測でその数字が出ることはまずないと思っておくべきです。
4、申し込んでから実際に利用できるまでの期間が長い
光回線を利用する場合、自分で取り付けをするだけのADSLとは違って光ファイバーを引き込むための工事が必要になります。
しかも結構大がかりです。
NURO光に至っては宅内工事と屋外工事を別日にしなければならないので、ほとんどの場合、光回線の契約を申し込んでから実際に利用するまでには1~2か月はみておいたほうが無難です。
なので申し込んでからすぐに使えるわけではないので、実際に利用する1~2か月前には申し込んでおくように注意しましょう。
5、マンションの場合だと新規加入のハードルが高い場合がある
上の4でも書いたように、光回線の利用には工事が必要です。
マンションの場合、その建物にすでにラックが入っているのなら特に問題なくマンションタイプとして利用可能なのですが、ラックが入っていない場合が大変なのです。
ラックの入っていないマンションに光回線を引くためにはまず大家さんや管理会社の許可が必要になります。
壁に穴を開けなければいけない場合などはほとんどの確率で許可はおりません(笑)
もし優しい大家さんで、OKが出たとしても、他の住民の許可も必要だったり結構大変なのです。
自分のマンションにラックが入っていればラッキーですね。
まとめ
以上、光回線のデメリットを挙げてきましたが、これを読んで光回線に悪い印象を持った方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし結構極端な例も挙げたので実際にはこんなにひどいものではないので安心してください(笑)
それに光回線の比較対象としてADSLを使いましたが、いまどきADSLは時代遅れです。
光回線の料金も昔ほど高くはなく、NURO光だとプロバイダやオプションも込みで月額4,743円とかなりお手頃な価格設定になっています。
まあ、ほとんどインターネットは使わないけど一応通信回線は引いておきたいと言った方はADSLでも良いかもしれません。
インターネットを契約する際の失敗しないための知識としてはこちらの記事を読んでください。